今日、最前線で活躍する外科医は、あらゆる手術を可能な限り非侵襲的に行うことを目指しています。過去、腎臓結石は開腹手術によって行われていましたが、幸いなことに、現在は、創傷をなくしたり、最小にしたりして、結石を取り除く方法がいくつかあります。ESWL(体外衝撃波結石破砕術)は、これから説明する結石管理療法の1つです。最初のESWLマシンは、第二次世界大戦後にドイツで発明されました。創傷なしで皮膚から身体内部に向けて治療できる衝撃波の効用において、今日では、第4世代の機器が開発されるに至り、麻酔、開腹手術、入院の必要がなくなり、コストをセーブすることができています。
第1世代のESWLマシンは非常に大きく、大型トラックほどのサイズであり、患者様は満杯の水タンクのもとで施術する必要がありました。どうしても、水の中において麻酔が必要だったので、すべてが困難で、ほとんど施術は不可能に近いものでした。
そのため、第2世代のESWLマシンが発明されて、水槽に長時間とどまるという問題を解決しました。この世代のESWLによって、初の水に濡れない技術を持つことで、施術中、患者様がより快適になってゆきました。しかし、短所はまだ存在し、たとえば、機器はまだ大きいため、患者様にとっては快適ではなく、また痛みのために麻酔が必要でした。
現在世界中で一般的に実施されている第3世代のESWLマシンは、はるかにコンパクトで、患者様は、手術中にベッドに横になることができより快適です。ただし、一部の衝撃波が破砕対象の標的を失い、腎臓の痛みを引き起こす可能性があるため、麻酔は依然として必要です。
ロイヤルプノンペン病院は、カンボジアで、第4世代ESWL(体外衝撃波結石破砕術)を導入した、最初で、現在も唯一の病院です。タイでも、ほとんどのESWLマシンは、麻酔下で衝撃波を発生させる施術が必要がある、前の第3世代です。
台湾の学術論文の原文によると、第3世代ESWLの衝撃波命中率の88.5%と比較して、第4世代は98.5%に達しました。標的の結石を見逃すことが少なくなるほど、患者様の痛みは少なくなります。痛みは最小限なので、麻酔や鎮痛剤さえ必要ありません。12 mmの石は、3ヶ月以内に80%の無結石率で消失したと報告があります。
この第4世代ESWLマシンでの当院の1年の経験により、結石除去の成功率は(腎臓結石のあらゆるサイズにおいて)約70%です。これまでのところ、深刻な合併症がなく、高い患者様の満足度をいただいています。上記のみならず、腎臓結石には、様々な手法の治療法があり、また、それぞれの治療に適応、不適応があります。第4世代ESWL(体外衝撃波結石破砕術)の特徴は、入院不要な日帰り手術管理下で実施され、結石管理にとって最も侵襲性が低いものです。様々な侵襲の高い治療を行う前に試す価値はないでしょうか?
どうぞ、泌尿器科外来に私を訪ねていただき、ご質問ください。
Dr. Soarawee Weerasopone
低侵襲性医療 泌尿器科専門医
Royal Phnom Penh hospital